匠は主張せず、静かに語りかける

「蕎麦、行く?長野まで」
「もちろん、行く」

というわけで蕎麦フリークスで長野まで行く予定
でしたが、前夜いささか飲み過ぎてしまったので
次回へと持ち越し。
しかし東京にもあるのです、素晴らしいお店が。

蕎麦と割烹「御苑前 せお」さんに。
個室で九品のディナーコースをいただきました。

清潔で上品、照明、家具、什器、すべてのしつらえがいい。
どこへいってもかならずまず生ビールを頼みますが
その泡の具合がいい店に外れはほとんどない。

旬の先付け。もうこれでビール二杯軽くいけます。

あいなめと蓴菜のお椀。じゅんさいってこう書くんですね。
Qさまで草かんむりの漢字が出題されてもさすがの
宇治原君も書けないでしょう(←実はクイズ番組マニアの俺)

稚鮎と太刀魚の焼きもの。付け合せもいい。今年の
とうもろこしはいつになく甘くて出来がいい気がします。
ちなみにとうもろこしは玉蜀黍と書きます。この読みも
クイズ番組で出題されていました。

鱧の小鍋。すべてにおいて薄味で素材に逆らわず
本来もっているものの素晴らしさを引き出しています。
素材の旨味のリーディングヒッターです。
この表現はグルメ番組から学びました。
ほかにもいろいろいただきましたが、〆は十割蕎麦。

このころには何本目の日本酒を空けたことか。
おまけに蕎麦2枚も食べてしまった。
それでももたれないし、心地よい充足感は匠のなせる技。

久しぶりに一見で素敵な時間を過ごす場所に行きました。

帰りはご主人と女将さんが出口の外までお見送り。
和の心のもてなしを堪能した夜でした。

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