墨の匂いに包まれて

もっとも感性が研ぎ澄まされる午前中に、窓を全開に放ち
和紙に向き合い愛知県の日間賀島という小さな島の旅館より
依頼された作品を書く。
久々の晴天、BGMはこいつだ。

<THE DEFINITIVE COLLECTION/BLUES BROTHERS>
腰にくるリズム。ジョン・ベルーシ最高。コメディアンというより
完全にアーティストだな。レイ・チャールズ、アレサ・フランクリン、
ジェームス・ブラウン、スティーブ・クロッパー、ダック・ダン・・・
やばるぎるメンツたちが強力参戦。頑張れNO PLAN(笑)。

部屋は窓を開けているにもかかわらず、やわらかな墨の匂いに包まれる。

できたて。

今日はもうひとつ、サッカー界のちょっとグッとくる話。
(ニュースの記事から抜粋、加筆)
先日のセリエAレッジーナ対パレルモ戦の後半ロスタイム、敗戦濃厚の中
レッジーナのMFパレデス(29)という選手が目の覚めるオーバーヘッド
を決め同点に追いついた。そのゴールはチームに勝ち点をもたらせただけでは
ないもうひとつの物語がある。友人に捧げる執念の一発だったのだ。
数日前パラグアイ代表でセリエBビチェンツァのFWジュリオ・ゴンザレス
(24)が交通事故により片腕を失う悲劇が起きた。そしてこのパレデスの
ゴール。ゴール後駆け寄ってくるチームメイトを制し、TVカメラの前で
ユニフォームを脱いだパレデス。ユニフォームの下には「ジュリオ、
俺の意思はお前のために」と書かれたTシャツがあった。そしてパレデスは
テレビカメラに向かい「人生はまだ終わらない、まだまだ続く。諦めることは
何も無い。だから頑張れゴンザレス」と片腕を失った友人を励ました。
ユニフォームを脱いだパレデスはルールによりイエローカードをもらったが、
彼の行為で勇気をもらった人もいる。

こういった人間味のある物語がサッカーのもうひとつの側面だ。

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