挑戦者

俺のこころにいつも刻んでいる言葉だ。
ボクシングを始めたのもこの気持ちを持ち続けるためのこと。
ジムに行けば若い奴らばかりだ。プロライセンスを獲るために
サンドバッグをうち続ける彼らの横で最年長の俺は肩で息を
きらしながら拳を打ち抜く。体力もスピードも劣るし、ライセンスも
取得できる年齢は過ぎたが俺たちはいくつになっても挑戦者だ。
二十歳の奴に勝ちたいんじゃない、己に勝ちたいんだ。
会長に呼び捨てにされ、流れ落ちる汗もぬぐわずミットを叩き、
若き先輩ボクサーに「お疲れさまでした!」と挨拶をしてジムを
出る。当たり前のことだけどそういうことから次第に遠のいてゆく
年齢ではあるような気がする。自分自身の甘さとか傲慢さとか
全部ぶっ壊すようにサンドバッグに打ち込む。悔しさも喜びも特には
ない。自分がどんな気持ちなのかわからない、ただ眠っている本能が
目覚めたのか。
ジョーじゃないけど肘をくじけば膝で這い、膝をくじけば肘で這う。
涙の数だけ逞しく、傷ついてしなやかにいこうじゃないか。

いつだって思いついたその時がスタート。いつだって挑戦者。
ヴァレンタインだっていうのにずいぶんと汗くさい話をしたな。

チョコレート待ってるぜ(笑)。

“挑戦者” への2件の返信

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    えぇ~?!チョコレート贈ってもよかったんですか?
    ファイターにチョコはどうかと思って控えたのに。。。今からでもokですか?(笑) Like

  2. SECRET: 0
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    お気持ちとてもありがとうございます。あんな風に書いてみたものの実は甘い物が一切好きではないんですよ(笑)。やっぱりスウィートなチョコレートではなく、男くさい焼酎の方が似つかわしいようです(笑)。 Like

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