無念無想

昨日ある雑誌の取材で獄中の無期懲役の囚人の
書の批評をさせてもらう機会があった。
もっとも俺は批評する立場の人間じゃないし、
芸術は大壇上から批評されるものではないと思って
いるから、どう感じるか?みたいな立場として。
その人は刑務所にもう50年いる。ちょっといろんな
事情でここではくわしく書けないし、書の作品も公表
することができないんだけどまさに生き様がにじみ出てくる
作品ばかりだった。書に鼓動があった。
その中でも「無念無想」という書に強く惹かれた。
並々ならぬ想いが四つの漢字に凝縮されていた。

「生き様」「償い」・・・ここところのキーワード繋がってきている。
そして「無念無想」・・・。

救いたいこと、救えないこと。
救われたいこと、救われないこと。
いろんな思いが去来。
夜が明けるまで痛飲した。

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