肉体が作る言葉

少し前、あるセミナーで講演したとき終了後来場者と
名刺交換会があった。その中のひとりに若きベンチャー
社長がいて、後日メールがあって「友人たちに会って話して
ほしいので食事しませんか」という内容だった。
指定された都内のおしゃれなレストランに行って
何人かの若きIT関連の役員や外資系の秘書などと会った。
誰もが知ってる有名ベンチャー社長に会った話、
経済新聞から拾ってきた話、株の話・・・・。
とっても論理的で理路整然としてるんだけどまったく響かない。
彼らの話の中に彼らが存在していないのだ。
職業に貴賎なし、俺もそう思っているけど人間の生き様が
感じられなくてさびしかった。もっともっと無茶して自分で
考えて体温を感じて生きりゃいいんじゃない?頭のよさそうな
話より歯ぁくいしばって自分の旗振ってみなよって言った。
物腰はやわらかくしてたけど最後まで奇異な生き物を見るような
目をしてたよ。

今通っているボクシングジムに毎日ペンキまみれの作業ズボン
でくる選手がいる。タトゥーだらけでそうとうやんちゃしてきたん
だろう、でもすごくいいヤツよ。一生懸命でかっこいいよ。
いじめの後遺症で障害者になった青年もきている。やっぱり
過酷なスポーツだからすぐ辞めちゃうかなと思ったけどハンディ
を背負いながらいっつも必死にやってるよ。汗びっしょりになって
ときどき泣き言も言ってるけどくらいついている。
頭や知識の言葉なんて彼らの苦しみや痛みを越えて頑張る
の前じゃなんの意味ももたないよ。彼らを見て励まされるよ。

さぁ、俺もこれから絞り込みに行くとするか。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。