おわんとわたし

東京カレンダー3月号に毎月メニューを書かせていただいているビブグルマンの日本料理店「おわん」が出ていました。

1ページとはすごい。

記事を読んでみると、笑顔を絶やさぬ愛らしい女性店長の多田さんが、高野さんが書いてくれたメニューからお客様との会話が生まれ親しくなれるというようなことをおっしゃってくれているではないですか。

限られた紙面、文字数の中でわたしのことに触れてくれるとは!

いつも穏やかでチャーミングで礼儀正しい多田さん、ありがとう!

丁寧な仕込み、温かい雰囲気、匠の仕事、楽しそうにしている所作、良きお店と長年関わらせていただいて、ありがたい限りです。

 

タイガー

これ2006年に連載していた雑誌「ゴルフスタイル」の1ページ。

あの頃の書体だな(´∀`)

ゴルフの事はよくわからなかったけど、だからこそ見えてくる視点で毎号物語を紡いでいた。

14年前か。

当時連載をつないでくれた大切なあの人はこの世にはいない、その仲間たちで毎晩遊んでいた五反田のバーやお好み焼き屋に行くこともなくなったけど、時々その人と過ごした美しい時間を思い出す。

まだ書くことができる。

 

それにしてもタイガーはすごいね。

 

優しきロッカー、ヘボへ

ヘボと出会ったのは十代の終わりか、ハタチを過ぎたころだったか。
始まりは汚ねぇライブハウスだったか、それともポマードの匂いが立ちこめる打ち上げの席だったか。
もう覚えてないけど、最期までやんちゃに生き抜いたヘボを昨日沢山の仲間が見送った。

無茶苦茶なヤツだった、
それ故に愛されたヤツだった。

きっと向こうでジョンに喧嘩売ってるだろう。
シドと飲んだくれてるでしょう。
勝新とはウマが合うだろうな。

そしてこっちを見て、いつもの酔いどれの電話の調子で「お疲れー」って言ってるだろうか。

棺の横のテレキャスターはもう鳴らない。

不良少年が集まったぞ。

ケジメだ。

同い年に逝かれるはきついな。

生ききろう。

The Heart of tuesday Night

肉を食らい、熱い打ち合わせ。

店のデフォルトか、俺たちを見てか、ハイボールがストロングスタイル。

また新しいコト、描く始まり。

静かに染み入るもの。

人生が作り出す表現。

just sing my blues.

 

motenasiの宵

motenasi平川シェフの料理を巡る旅、

20年来の友人の女性起業家とフルコースを堪能。

華やかな食はやはり美しい時間を紡ぐ。

初めて食べた鯵の食感。

知らぬを知る喜び。

雄町のぶっとい味がまた料理と合う。

なにから成形されるか、その根本を見据える。

白子ってすり流すんだね。

料理から発想の源を見つける。

背負わずに抱く。

取り巻く状況は複雑だからこそ、より単純に考える。

さらに仲間たちも加わり、素晴らしい料理とおもてなしに共鳴する会話。

行く道は前だ、

タビゾラを広げる。

男の酒

ダンディなおじさんとサシ飲みの夕べ。

銀河系一の焼き鳥屋「遊佐」から。

店主のトシくん、素晴らしい焼き手でありながらスパイスの魔術師でもある。
裏メニューの欧風スパイスカレーもまた素晴らしかった。

二軒目は最近のコース化してきたシングルモルトタイム。
知り合いのケンちゃんが新たに出したbar。

マンハッタンのsohoにあるBARのような無機質で天井高いイイ感じのBAR。
sohoのBAR、行ったことないけど、そんな感覚。

お気に入りの台湾のシングルモルト「カヴァラン」に始まり、
蒸留所が不明という謎めいた「フィンラガン カスクストレングス 58度」

刺激臭、アイラっぽい感じ、たまりません。
アイラのウイスキーの最大の褒め言葉それは
「臭い!」
ピーティーでエグいヨウド臭、「好き」か「嫌い」しか存在しないテイスト。
カスクストレングスという加水なしの樽感やスモーキーさも最高。

58度に持って行かれ、3軒目途中にてTKO。

しかし男の酒はロマンと情熱にあるれるひとときを紡ぎ出す良なる時間。

昭和な朝に

実家にてダブルカセットラジカセSHARP QT-34CD!
ネットでも出てこないであろう昭和レトロ。

今でも現役。
いつもはラジオを聴きながら夜明けから制作に入るのだけど
今朝は古いテープが出てきたのでそれを聴きながら。

THE JOKERS 1991年の音源。
当時ステージを共にしたバンドの中で唯一このバンドのボーカルのジュンだけは別格のセンスを感じた。
仲間のバンドでデモテープをくれとねだったのもJOKERSだけだった。
2020年に聴いても褪せないメロディと歌詞。

世間的流行より個人的普遍価値を辿れ。

on古知seen

遡れば、知る今の景色。

また世は明ける。

コンパクトさも、ポリバレントさもない、スマートじゃないが頑丈なラジカセみたいな感じでいけ。(ん?どーいう感じ?)

じぁな、しばし

高校の時の同級生を見送った。

突然に逝っちまった。

立川は冷たい雨が降った。

沢山の仲間が集まった。

涙する友、語りかける友。

刻んだよ。

やんちゃだったけど
大らかで優しきお前に献杯。

ありがとう!

Do the boggie

昨夜はGBB、クラブドクターにてロッキンブギーナイト。

ライブハウスがライブハウスである空気。

アートの中に介在する、喪失されつつある「空気感」。

ここをクリエイトしてゆきたい。

新しいことが生まれる予感。

また扉を開いてオリジナルな空気や世界、匂いを感じるものを表現しようと思っています。

開放に向かう鳥になれ

昨夜の揮毫パフォーマンスのことは東京に戻ってから書こうと思います。

終演後、地元の青年部15人ほどと飲みに出た。
そこにある暮らし、覚悟、言葉。
膝を突き合わせてみなくちゃわからないことがある。
それはネットで仕入れる情報の何万分の一かも知れない。
しかし自分の足で得た知識は必ず感性を研磨してゆく。

薄っぺらい自慢話より心から生み出された言葉の説得力を知っているはず。
自分の可能性を閉じ込めているのは自分自身だとわかっているはず。
情報の量よりも経験の深さを探求するべきではないか。

ひとりの旅は教えてくれる。

開放に向かう鳥になれと。

地元の熱き青年たちと飲み語り、想いを交換して
今朝は大浴場から北陸の夜明けを迎えた。

午前中のんびりできた。

もう少し金沢でゆっくりしようと思っていたけど
滑り込んできた新幹線に飛び乗った。

21世紀美術館は休業中だし、
旨いものを独り占めすることより
東京に戻ってするべきことがある。

書くことしかできないから
ひとつでも多くいいものを残してゆきたい。

そう思わせてくれる旅だ。