Scenery where dog exists.

どんなに急いでいてもかならず足を止めるか、スローダウンしてしまう風景がある。それが犬のいる場所だ。子供の頃(といっても中学生だが)に実家で犬(ペルって名前)を飼いだしてから僕はすっかり犬のとりこになってしまった。もうずいぶん前にペルは他界してしまったがいつだって犬は僕を優しい気持ちにさせてくれる。しかし見るのと育てるのでは大きな違いだ。生き物だからやはりかわいそうな思いはさせたくない。そして日常をともにするのは大変だ、友人の子供を見ていてそう思う(犬と一緒にしては失礼だろうか)。まだまだやりたいこともやるべきことも残ってる。しかしもう少し余裕ができたら毎日の景色に犬がいるのもいいなと思う。それまでは約束の時間にちょっと遅れながらも犬のいる景色に足を止めていよう。

ミステリーショッパー

この前知人の車の中で久々にビートルズを聴き、やっぱりかっこいいねぇと思い、今もビートルズを聴きながらそれ関連のサイトをあれこれ覗いているうちにふと目にしたブログの記事がとてもなつかしかったのでそのことについて書いてみよう。それは「ミステリーショッパー」っていう職業についてのこと。外食産業(主にチェーン展開されている企業)などの各店舗に自社で雇ったこのミステリーショッパー(覆面調査員)が客を装って出向き、接客やサービス、清掃状況などなどことこまかにチェックして本社に報告するという仕事である。僕は十代のころ、某ファストフードでバイトしていてそこにも当時このミステリーショッパーなる人がよく来た。でもあきらかに一般の客とは様子が違うからすぐバレてしまい同じエリアの店舗に電話して「これからミステリーショッパーがそっちにも行きますよ〜」なんて社員の人たちがやってた。まだ高校生の僕から見てもやっぱり挙動がおかしいと感じさせる所作は滑稽だったな。二十年近く前のことだから今はそんなことないんだろうけど。偶然誰かのブログでミステリーショッパーという言葉を聞き懐かしく思い、そしてそういう職業は世間的には知られていない(テレビで特集していたらしい)のかと。ちょっといやらしいものを感じる仕事ではあるがそれによって現場に緊張感が生まれ、サービス向上につながるんだから大切なことでもあるのか。まさにマジカルミステリーショッパーだな(強引にビートルズでまとめ)。

Roll with me!

これはちょっと自慢の宝物。15歳のときにはじめてガットギターを手にし、それからいつくかのギターと出会ってきた。それぞれに想いがあるものばかりだけどこの一本は特に思い入れが強い。俳優でもある石橋凌氏がヴォーカルのバンドARBの初代ギタリスト(中・高校時代によくコピーしたなぁ)でその後、甲斐バンド、現在もソロで活躍中の田中一郎さんから2003年の秋にいただいたものだ。これを握るとロックの熱い情熱が湧き出てくる。先日もあるアーティストの人と「技術や造詣の深さって初期衝動の上に成り立つもんだよね」って話してたんだけど、なんにせよそこの部分は非常に大切だと思う。初めての感動、愛おしいと思う気持ちや、素晴らしい!とかダイレクトな感情をこころのベースに持ち続けるから面白いんだと思う。ねぇ?

親父

六本木にある中国料理屋が最近恵比寿にも出店、すっかりお気に入りになり昨日も朝までそこで飲み、ちょっと遅く目覚めた午後。なにげなくテレビをつけてたらフジテレビで「父の日スペシャル・五島のトラさん・頑固オヤジと大家族の12年」という番組をやっていた。長崎五島列島のある家族、特に大黒柱の父親を12年間追ったドキュメント。不器用だが強い信念と愛情を持った父親と時にぶつかりながらも尊敬し、成長してゆく子供、静かによりそい支える母親に本気で涙が出た。くそ軽はずみなものが氾濫する中で忘れてはならない姿がそこにあった。考え方はさまざまだけど親父は家族で恐い存在であるべきだ。男は威厳を持って凛と立つべきだと思う。思えばうちの父親も、とても厳格で不器用で無口な人だ。アットホームでフレンドリーな欧米の家族のようなスタイルもいいけど威風堂々の大黒柱は必要だと思う。けして多くは語らないけど親父の背中や存在から俺はたくさんのことを学んだ。日本人であることを誇りに思う今日この頃。

共同作業。

たいがいの仕事はひとりですることが多いので撮影やインタビューなど現場のみんなで創りあげていくことは刺激的で楽しい。テーマは「ザ・ヤクザ」、女流カメラマンによるかなり気のこもった作品に期待大。近々に写真をこのサイト上でアップしますのでお楽しみに。撮影中も終了後も芸術論で盛り上がり、熱い時間を過ごした。カメラマンの野呂さん、画家のエイジくん、やすらぎをくれたひめちゃん(三歳)に感謝。

今日は朝からひとり韓流ブームになっている。キム・レウォンなる俳優に贈るという作品制作の依頼を受けハングル語をネットで検索してみる。そうこうしているうちに韓国にある広告代理店から電話があり仕事の打ち合わせに入る。日本語が話せる担当が入院したらしく、カタコト日本語の別の人と会話(うまくかみ合ってない)。さすがに電話でビジネスの話になると英語を使うのを躊躇する。その後こちらから連絡したらつながらない!?国番号もエリアコードも入れているのになぜ?締め切りは今日、大丈夫か、俺?いや大丈夫か韓国の会社?!

Trench town rock

いくつかの忘れられない本の中のひとつがこの「星とレゲエの島/山川健一」だ。初めて読んだのはもう十年以上前だ。小説家のレイが本の書き上げるためにジャマイカに行ってそこでのラスタマンとの交流を描いたもので、本はほとんど取っておかない僕が手元に残っている数少ない作品だ。ずいぶん多くの人にこの本をプレゼントしてきたとも思う。そうか、僕はほとんどの本をあげるか捨ててしまっているのだ。ちょっと気になって調べてみたら僕の本もネット上でユーズドで売られていた。そうやって巡り巡って多くの人に読まれてゆくのか。できれば新刊で買ってくれたらなぁなどどひとりぼやきながら本は大切にしないとなと思うのであった。「星とレゲエの島」、空が見える一冊です。

夏空。

梅雨入りしたのに今朝はいい空が広がっていた。暑さに弱い僕は夏があまり好きではない。しかし夏の空には少年の頃の想い出が詰まっている。学校のプール、光りの乱反射。凛とした朝の陽、ラジオ体操。ほぼ産まれたままの姿で遊んだ、渓流のあんま釣り。肉のないやきそば、盆踊り夏祭り。その大きさに驚いた、岩手田舎の海・・・。今だってこうして夏空を見ると容易に思い出せる。くそったれなことや不義理をやられてこの少年の空が曇らないようにしたいものだ。

傷だらけの戦士。

今ここにいることを感じられる時間を僕は幸せに思う。
昨日は取材で大宮アルディージャVSヴィッセル神戸の試合を観てきた。以前からカズを見たかったのだ(実はなかりファンでもある)。試合後至近距離で見たカズはやはり先駆者が持つ独特の雰囲気を漂わせていた(さらにファンになったのである)。夜はフットサルに興じる、も自分でプレーするのはなかなかうまくいかないものだ。試合後は飲み屋に繰り出す。こっちは得意分野だ(笑)。三十半ばの男ども十人が集まりジョッキ片手に腹から笑いあえることが嬉しい。冒頭に書いた「今ここにいる」という時間だ。素晴らしい仲間がいるということを僕は心から誇らしく思う。

コラム更新。

ブログでは食と酒の話ばっかりでコラムをさぼっているとの指摘が増えてきたのでまじめにコラムを書いた。言葉をはき出すことは自己発見にもなる。
昨夜は来週の撮影の打ち合わせを兼ねてカメラマンと渋谷にある知り合いの経営するバーで飲んだ。ギネスの生ビールが最高にうまいロックバーだ。またしても宣伝をかって出た。渋谷マークシティーそばGABIGABI<http://www.gabigabi.jp/>というお店。ちょっとした隠れ家バーになる。あぁ、また酒の話・・・・。

New York City Serenade

ニューヨークに行ってきた。
写真はクイーンズからみたマンハッタン島です。しばらく来ないうちにエンパイアステートビルディングが少し移動したようだ。ホットドッグやベーグルの匂いのかわりにこころなしかもんじゃの香りが・・・。昨日から奥歯に激しい痛みを感じてちょっと幻覚気味(これもおかしな日本語だな)、あぁやっぱりここは聖路加ガーデンだった。行きたいねぇニューヨーク。僕の書の始まりの地。寒かったし、人は冷たかったし、物価も高いけど、ジョンが名曲を生み、松井がホームランをかまし、宇多田ヒカルが激太りをした街、ニューヨーク。とても合理的でしかし混沌としたmelting potはいつだって僕を魅了し続ける。