卯月朔日。
本日発売の月刊「YoRoZu」に寄稿したもの。
私という「器」。
入ってくるものを怖がり、
認める深さもなく、
許す広さも持ち合わせず、
そのくせ手にしたものを一滴たりとも
漏らしてなるものかと必死に穴を塞ぎ、
それでいてもっともっと欲しがる。
割ってしまいたい、粉々になればいい。
勇気のない、ひび割れ、欠けた
私という「器」。
あなたがくれた優しさが金継ぎとなって
形を保っていられる。
まさしく私自身の内側からこぼれ出た言葉。
とにかく真摯に、一つひとつ。
年度が新しくなろうと、宣言が解除されようと、福原愛の不倫相手が結婚していたとしてもそこに変わりはない。