菜華

灯火とは闇を照らすだけになく。

「菜華」再訪。

昨夜は六人体制で出陣、

15品以上食べたけど、すべてが塩分ではなく旨味で完成させている。

怒涛の紹興酒と芋焼酎のボトル攻撃にやられながらも
ここの料理の質の高さは忘れていない。

美味しいものを共有して、話も咲く。

俺たちは灯火の中にいた。

視覚だけで感じることなき灯り。

一方、愛しのカープ軍はこの夜、7−0で勝っていたゲームを大逆転負け。
三連覇した強いカープの時代は終わった。
認めることから次が開く。

栄枯盛衰、
常に自分の中で意識している言葉。
何事もひとつの状態が続くわけがない。
どう受け止め、変化し、対応するか。

そこに自分が試される。

酒巴 菜華 住宅街の宇宙

「意外である」
当人は至って当たり前だがそう思わせる、
予想を超えてゆくという意味で必要な要素である。

静かな住宅街、それは夜の中から突然現れた。

「酒巴 菜華」

しかし意外だったのはその立地だけにあらず。

料理が実に美味い。
チャーシュー、蒸し鶏、麻婆豆腐、青菜炒め、里芋のサラダ、木の子炒め、あとなんだっけ、
四川のスタイルを持ちながら
強さを誇示するのではなく、優しさに変換する味付け。

自称餃子大使としてこの肉汁感は最高級。

ワンオペのご主人、キビキビと動く。
満席になってもリズムは崩れない。

近くの駅からでも徒歩20分、住宅街のブラックホールに夫婦、親子、仕事仲間、ママさんバレーチームどんどん吸い込まれいく。
アロハな俺たちもこの宇宙に吸い込まれ、やがて呑まれてしまった。

タフな日々、闇の銀河を彷徨いながら
またここに来るだろう。

第一声は
「瓶ビールと餃子」だ。