TEENAGE EMOTION


あれから20年があっという間にすぎた。疾風の如く。今という時に折り目をつけてその時間を折ってみるとその端にあるのは60を前にした自分。それもまたあっという間なのだろうか。友人は奥さんと子供と幸せに暮らしている。少しだけ夢や野心を追いやった自分に胸を痛めながら。彼の人生の対角線に俺がいる。一見あの頃と変わらぬままビールをあおり、馬鹿っ話に笑うけど、誰もが歳月という大きく、静かなうねりの中で何か得、何かを犠牲にしている。結論はないし、自分を探すなんて青臭いことも思わない。大きなうねりの中でもがきながら受け入れたり、変化させたりしてゆくだけ。ここまでだって誰かに首ねっこを掴まれて来たわけじゃない。自分の意思できたんだ、足跡はわかってる。それぞれの場所でそれぞれが生きている。そこにその数だけ幸せのストーリーがあればいい。

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